日替わりランチ サラダ

つがる市 グリルカマタ 日替わり定食

青森はしょっぱい

青森名物と言うか、津軽の食べ物。

津軽漬け、三升漬、塩辛、筋子、漬物、しじみ汁、煮干ラーメン。

これらの共通点。すべてしょっぱい。

青森県は日本一の短命県だ。味が濃い。京都生まれで薄味の私には厳しいときがある。いい素材なんだからもっと薄味にした方が美味しいと思うのだが、やたらしょっぱい。対して、雪とリンゴが共通点の長野県は日本一の長寿県だ。出汁を濃くして塩を少なめに。漬物も減塩して、野菜の旨味で素材を活かす取り組みを進めた結果の長寿県だ。

沖縄も長寿県のイメージがあるが、実際の順位は半分以下だ。沖縄料理が身体にいい?昆布をよく食べる?確かに間違いではないが、そもそも家庭で食べる沖縄料理はチャンプルーくらいだ。昆布は煮付けに入っているが、若い人はあまり食べない。観光客の方が食べてるのではなかろうか。クーブイリチー(昆布炒め)なんて、スーパーの惣菜コーナーで買ってくるもので、家で作りはしない。

沖縄は車社会で歩かない。300メートルはタクシーか車で行く距離だ。万歩計アプリを入れてみたところ、県外にいるときは、一万歩ほど歩く日もざらだ。それが沖縄にいるときは大体千歩前後だ。家から出ない日もある。その上、アメリカ文化で肉とファストフードが大好き。揚げ物も好き。飲んだ後の締めはステーキか沖縄そば。晩御飯はマクドナルドかケンタッキーなんて家庭も珍しくない。だから肥満が増える。

話が逸れたが、なんだかしょっぱい食事が続いたので、優しい味のものが食べたくなった。ああ、昨晩の焼肉屋はしょっぱくなかったなぁ。冷麺もうまかった。たまたま自分がしょっぱいものが続いてるだけだ。何を食べればいいのか。素朴な醤油ラーメンの店が人気だという。うーん。なんか違う。

グリルカマタ

とりあえずホテルから車を出し、街の中心部に向かう。時間があれば、十三湖まで行ってしじみラーメンを食べたかったのだが、仕事をしていたら13時になっていた。14時までにはホテルに戻らないといけないのだが、行くあてがない。なんとなく川を渡って五所川原から出てみた。

地図を見ると、この先にイオンモールのあるようだ。つがる市、という場所のようだ。あたりをキョロキョロと見回しながら車を走らせていると、一つの看板が目に入った。通り過ぎてからUターンして、店の駐車場に車を入れる。

町の洋食屋さん。うん、いいかも。普段使いの店で食べるのも一興だ。隣の店も気になったが、ラーメン屋だったので却下。オレンジ色の店に入る。店内はそれほど混んでいない。テーブル席とお座敷席がある。お座敷席は家族連れ向けだろう。窓際のテーブル席に案内された。

メニュー

メニューは豊富で、どれも美味そうだ。

迷った末に日替わりランチにする。スープはコーンポタージュとジャガイモの冷製スープのいずれかを選ぶ。ポタージュにしよう。店員さんの感じもいい。お冷もこまめに注いでくれる。かつて「水牛」と呼ばれたこともあるくらい、食事中に大量の水を飲む私には大変ありがたい。トイレは温水洗浄便座付きだ。

落ち着いた雰囲気の店内はマダムだらけ。

日替わりランチ

まずはポタージュ。濃厚だが薄味。胡椒を振るとさらに旨味が増す。いい感じだ。塩味がきついのに少々疲れていたので嬉しい。

次にサラダだ。ドレッシングは和風とフレンチから選ぶ。私はフレンチにする。みずみずしい野菜がシャキシャキしておいしい。これに酸味控えめで、ほのかにりんごの香りがするドレッシングが食欲をそそる。リンゴ酢で作った自家製なのだろうか。

さて、メインディッシュだ。サクサクのチキンカツは肉厚が薄めで、皮のぬるっとした感じもない。トマトソースがマッチしている。ハンバーグは肉汁が溢れてくるようなことはないが、ふんわりとした家庭のハンバーグのような優しい味だ。弁当に入れるハンバーグみたいだ。意外なことに醤油がマッチする。美味い。

チキンカツの下に敷かれていたほうれん草もシャキシャキで、よくある茹で過ぎで味がしない、グダグダの口の中で溶けるようなものではない。

美味い食事はすぐに終わってしまう。物足りない気がするが、まずは満足だ。マダムがメインの客なので、量は控えめなのだろう。ガッツリ食べたいなら定食メニューを選ぶべきなのだろう。さて、ホテルに戻ってスーツに着替えたら、仕事だ、仕事。

グリルカマタ(食べログ)

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