紋別ディナー
本日の夕食会場は紋別市内の中央にあるハマナス通りに位置する「ダイニング魚朋」だ。
19時に待ち合わせということだったが、店に入ると、知人らはすでに飲んでいた。
「18時から飲んでるよ!」
それならそうと言ってくれればいいのに。まあ、とにかく久し振りに会う知人もいたので、いきなり話が盛り上がりはじめた。
メニュー
とは言え、腹が減った。ビールだけでは酔ってしまう。しかもここは食の宝庫、道東なのだ。さて、何を食べようか。
まずはお通しが出てきた。鶏肉明太子和えにアスパラだ。美味い。これは食事が楽しみだ。
知人が食べていたカスベの唐揚げを勧めてくれた。煮付けではよく食べる、北海道では一般的なこの魚は、最近は沖縄でも缶詰で販売されている。唐揚げは初めてかもしれない。食べてみる。身はほろほろで軟骨がコリコリ。口当たりも味付けもよく、鳥のザンギとは違った美味さだ。
肉と魚介を刺身で堪能する
馬肉刺しを勧められる。今日は赤身しかないとのことだ。美味い。有名ではないが、北海道は馬肉の一大産地とのことだ。調べてみると、北海道で育った馬が、熊本や福島に送られ、一定期間肥育後に熊本産や福島産として出荷されるそうだ。なので、熊本や福島で生まれ育った馬の肉はほとんどないらしい。
続いて私がリクエストした刺身だ。イワシは脂がのって甘い。
ホタテは言わずもがな。
カレイも脂がのって美味い。道外ではヒラメの刺身が一般的だが、カレイの種類が豊富な北海道では、様々な刺身を楽しむことができるのだ。
トマトスライス論争
トマトスライス。ここで論争が起きる。トマトにかけるのは砂糖派とマヨネーズ派に分かれたのだ。ちなみに私が成人するまでは、醤油をかけて食べていた。母の流儀だ。今はマヨネーズか塩だ。トマトに砂糖をかけるなど、まるで中国人ではないか。あれは中国のトマトが甘くないから砂糖をかけるのである。スイカも同様で、日本のように糖度が高くないから、塩など絶対にかけない。砂糖なのだ。だが、日本のトマトは甘い。砂糖などかけたら甘すぎて食べられないだろうが。
やなぎだこの唐揚げ。二つの意味で味が濃い。タコの味が濃厚。美味いのだが…味付けが少々濃い。後を引く。喉が乾く。ハイボールください。
うん、なかなかいいね、この店。次回はもっと食材が豊富な季節に訪れたい。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)