釧路 手打ちそば 宮嶋

日本最東端、根室に向かう

札幌から根室に行くにはいくつかの方法がある。車で洞爺まで高速に乗り、そこからは一部、高速を走りながら、根室まで国道44号線をひた走る。だいたい6時間ほどだ。次にJRで釧路まで特急に乗り、根室本線、別名花咲線で根室まで乗る方法だ。だいたい7時間。そして、新千歳空港から全日空で根室中標津空港まで飛び、そこからバスかレンタカーだ。だいたい4時間。とにかく根室は遠い。

しかし、その日の中標津行きはすでに満席。車を6時間も運転するのは嫌だし、所用があって少し早めに着かなければならない。電車に乗れば食事が弁当になる。さあ、どうしよう?あまり知られていないが、札幌市内にも空港がある。丘珠空港だ。プロペラ機しか運行していない小さな空港だが、札幌駅からタクシーで20分ほどで着くので便利だ。函館、三沢、釧路へJALが飛んでいる。そこで私は釧路まで飛び、レンタカーで根室へ行くことにしたのだ。

双発のプロペラ機は三列シート。それほど混んでないのに私の席は窓が無い。窓際の席はたくさん空いているが、小さい飛行機なので、重量計算とかしてるだろうから勝手に席を移ることもできない。釧路までは寝ることにした。結局、昨晩は朝方まで寝付けなかったのだ。機内は暑かったが、離陸すれば涼しくなるとアテンダントが説明する。まだエンジンがかかっていないからか。ジェット機だと発電用のエンジンを積んでいるから、停止時でもエアコンが使えるのだろうか。

丘珠を飛び立ったJAL2863便は45分で釧路空港に着陸。レンタカーを借りて、ランチ会場に向かう。実は一年ほど前にも釧路に来た。そのときは「和商市場」と「番や」で海鮮を楽しんだが、ひとつ食べ漏らしたものがある。

「手打ちそば 宮嶋」だ。

手打ちそば 宮嶋

ショッピングセンターの中にあるこの店は、知らないと見つけることが難しい。昨年も、だいぶ迷った末に店を見つけたのだが、ショッピングセンターで夏祭りが開催されていて、店は臨時休業になっていた。仕方がないので、近くにあったカレーのインディアンで食事を済ませた。インディアンも好きなので、それはそれでよかったのだが、蕎麦を食べられなかったのが心残りだった。

しかーし、ついにこの日が訪れた。今日のランチは宮嶋の蕎麦で決まりなのである。

釧路空港を出て、新しくできた高速道路に乗り、釧路中央インターで下りれば、まもなく目的地だ。今度は迷わない。ショッピングセンターの奥に車を停める。

あった!今回は開いている!

メニュー

店に入り、一人だと告げるとカウンター席に案内された。店は客でいっぱいだ。ほとんどが地元客のようだ。店内には大きく「更科」と書かれた看板が飾ってある。

メニューを見る。どうしようか。天丼セットにするか、つけ蕎麦にするか、ぶっかけにしようか。初来店だ。まずは見た目も蕎麦を楽しみたい。そうなるとせいろになる。辛味大根おろしとミニ天丼セットにしようか。

うーん。

ここは「天せいろ」で。

考えてみれば、今は日曜の昼だ。ご近所さんが食べに来るのも当たり前だ。そのせいか、なかなか自分の蕎麦がでてこない。急いでないから別にいいのだが。

天せいろ

10分ほどして、ついに天せいろが運ばれてきた。蕎麦は見た目からしてうまそう。美しい。手打ちの更科。つゆに薬味をすべて入れ、蕎麦をせいろから箸でつまみ、軽くつゆにつけてすする。なめらか。コシも好み。飲み込む。喉越しがいい、というより気持ちいい!

つゆは甘からずしょっぱからずちょうどいい。てんぷらは薄めの衣でカリッとというよりシャクっとして、中はふわり。しゃくふわだ。ああ、のどごしがきもちいいので、何度でも噛まずに飲み込む。美味い。

蕎麦湯も濃いめでトロッとしている。ああ、至高だ。

もうなくなってしまった…大盛りにしておけばよかったか?いや、それは食べ過ぎだろう。

美味い蕎麦を食べると人は幸せになる。私は今、とても幸せだ。美味い蕎麦に巡り会えたことに感謝したい。

さて、根室に向かおう。

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