ざんまいや ハラミステーキランチ

阪急梅田駅 九分九厘 ざんまいや ハラミステーキランチ

九分九厘 ざんまいや

打合せが盛り上がり、予定の時間を過ぎていた。これから梅田でランチと買い物をして、伊丹空港から沖縄に戻るのだ。遅刻は許されない。自宅への補給物資を調達するために、どこで買い物をしようかと急ぎ調べたところ、阪急百貨店の地下食品街がよさそうだ。その前に腹ごしらえが不可欠だ。

阪急梅田駅をうろうろして飲食店街を見つけた。ここで食べるしかない。店を物色する。

ん?

ハラミステーキか。いいねぇ。粉物ももちろん食べたい。朝も食べてない。昨晩は鶏肉しか食べてないらしい

あらためて店を眺めると怒お好み焼き店だ。うん、今回はまだ粉物を食べた記憶がないから、いいかもしれない。

メニュー

店内に入ると手前のテーブル席を案内された。正午をだいぶ回っていたが、店内は空いていた。さて、何を食べようか。

一応、ランチメニューを見てみるが、ハラミステーキに惹かれてきたのだから、初心貫徹なのだ。トイレは温水洗浄便座だ。携帯は圏外だ。

カウンターの上部に李白の詩が書かれている。李白の詩は学校でも習ったが、私が好きなのは床前明月光だ。15年前にガンでなくなった梅艶芳が歌っていた。酒の詩が多い人だが、この壁の詩もやはり酒がテーマの「月下独酌」の四首目だ。ネットで調べると一首目が多く検索されるので、この詩は最後の「月乗酔高台」を指定しないと出てこない。字体が現代風だな。当時の漢字に「台」「当」「楽」「飲」は無いはず。いずれも「臺」「當」「樂」「飮」である。

さすが大阪。オリジナルにこだわらず、慣れ親しんだ地元ソースで食事ができるのは、なかなか粋な配慮ではないか。

ハラミステーキランチ

さて、ランチが出そろった。ハラミのステーキからいただくことにする。肉の表面はカリカリ。噛むと固くない。マスタードとの相性バッチリ。脂があまりのっていない分、肉本来の味を楽しむことができる。焼き野菜は醤油ベースのタレとよく合う。ゴマだれのキャベ皿もいい。

お好み焼きは見た目絵、ケチャップがかかってるようだ。いくら本場でも、ケチャップはどうなのよと思いながら、一口食べてみる。

照明のせいで赤く見えただけで、食べてみればやはりソースだ。おそらくオリジナルなのだろう。さすが大阪。食感はかりふわ。味も申し分なし。ご飯に合う。いろんな意見があるだろうが、私はお好み焼き定食が大好きだ。焼きそばでもお好み焼きでも、ご飯のおかずにして食事ができる。子どもの頃から、我が家では慣れ親しんだ組み合わせだ。

さて、食事も済んだ。うーむ、買い物をしている時間は無いか。諦めて、空港にまっすぐ行こう。

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