肉家 まるまさ
この店に来るのは二度目である。 一年前にも来た。一階の入口から階段を上り、店の扉を開けると目の前にグリルがある。
奥に細長い店内の一番奥の席に案内される。さて、何を食べようか。え?すでに注文してあるの。それは楽しみだ。
お通しは千切りキャベツサラダ。グリルでは肉が焼かれ始めた。
ハツとセンマイの刺身
ワサビ醤油でいただく。センマイは酢味噌で食べるのもいい。魚介や野菜に使う、いわゆる「ぬた」よりもライトでサラサラに調合されている。センマイによく絡む上に、味わいもいい。
ステーキ三種盛合せ
ロース、もも肉、カルビである。うまい。
センマイ炙り焼き
刺身と違った味わいを魅せる。冷たくさっぱりしたのもいいが、熱くコッテリしたホルモンもたまらない。内臓肉が美味い店は、いい店から肉を仕入れているというが、肉屋のホルモン店なのだから、鮮度は抜群だ。知人の会社は牛の肥育から行っているのだ。
厚切りベーコンとポテトサラダ
迫力がある一品ではあるが、個人的にはこの盛り付けをどう受け止めればいいのか。豪快、猥雑、偶然。新高円寺にあった豚串屋を彷彿とさせるのは考えすぎだろうか。ただ、腹がいっぱいでポテトサラダを食べることはかなわなかった。ここは肉だけにターゲットを絞るのだ。
ハラミ焼き
甘めのタレとにんにくチップでいただく。これまた熱々で美味いのだが、 ミルに入ったピンク色をしているヒマラヤの岩塩をかけると、さらに肉の味が引き立つ。
メンチカツ
熱々である。ジューシーな肉汁が口の中にあふれる。熱くて火傷してしまった。
ごちそうさま
満足だ。腹いっぱいだ。十分に肉を堪能した。肉をこよなく愛する知人が肉酒場と名乗るだけはある。その日、一番コスパのいい肉を卸して客に提供する。素晴らしい。前回よりも肉を楽しむことができた。ただ、三軒目ともなると記憶も味覚もかなり怪しい。一軒目に少人数で食べに来たい。一人でもいいな。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)