カレーうどん cuud
行きと同じく特急きぬがわ号で新宿に向かう。二時間半後、12時47分に新宿駅到着。新南口の改札を出ればすぐにバスタである。こんなに簡単に羽田や成田空港行きのバスに乗れるとは、西口とは大違いだ。羽田空港に着いたのは13時45分分頃。さて、ランチはどうしよう。
お、カレーうどんでも食べようか。
今週のランチにカレーを食べるのは何度目だろうか。前回はハーフアンドハーフを食べた記憶がある。今回は中途半端ではなく、カレーうどんだ。トマトはいらない。ついでに蒸し野菜も追加だ。野菜が食べたい。蒸すのに五分ほどかかると言うが、問題ない。新宿から30分あまりで着いたので、フライトまでは一時間ほどある。余裕だ。
メニュー
相変わらず黒基調のシックな店だ。シャレオツである。おしぼりのパッケージもエプロンも黒だ。流石におしぼり自体は白である。
カレーうどん
さて、うどんが運ばれてきた。そうそう、食べ方を復習せねばならぬ。
よし、まずはどんぶりのうどんをすべて平らげるのだ。スパイシーでコクのある、味わい豊かなとろみ控えめのカレールー。腰はあまりないが、伸びやかな細うどんにカレーがよく絡む。出汁で割ってとろみをつけたタイプでは無い。カレーうどんのために調整したカレールーだ。普通のルーよりもサラッとしているが、タイカレーやスープカレーとは異なる。あくまでもルーなのである。
カレーうどんの第二次形態
蒸し野菜を足して正解。ゴロゴロの野菜はカボチャはほっこり、じゃがいもと人参はしっかり、カブは少し固めだが、噛むと水分が溢れるほどジューシーなのだ。野菜をしっかり加熱すると、素材の甘みを引き出してしまい、カレーの辛さを邪魔してしまうのだろう。悪くない。
うどんが完全に消滅したのち、ご飯で食べる。どんぶりに投入してはいけない。前回の経験が役に立つ。ご飯にルーをかけるのだ。いくら表面にカレーをたっぷりとかけても、最下層のライスまでは侵食できない。まさにセントラルドグマだ。さあ、どうする?
問題ない。再びかければいいのだ。いわゆる「追いがけ」である。
もしも使徒、ラミエルとマトリエルが同時に攻めてきていれば、最下層まで貫通してリリスまでたどり着いたのであろう。なぜまとめて出てこなかったのか。シンカリオンでは四匹まとめて出てきた上に、合体してキングシトエルになったではないか。それは、使徒は互いに連携せず、干渉し合わず、常に単独でアプローチしてくると言う仕様だからである。企画である。設定なのである。
蒸し野菜はうどん担当であった。カレーライス担当はピクルスである。見た目にも美しいカラフルな漬物。人参?ごぼう、パプリカ、赤カブ。ごぼうはヤマゴボウと似た味だ。人参はしっかりとした食感。カリカリする。甘さ控えめのピクルスがカレーライフによくあう。あっさりしたカブのピクルスが美味い。
カレーうどんの最終形態
最後は出汁で割る。スープカレーの気分だ。ピクルスをかじりながらラストまで楽しめる。すべての器を殲滅し、任務終了である。
よし、デザートはこれから乗るJALのダイヤモンドラウンジで焼きカレーパンなのだ。カレーつながりでの締め、これで完璧である。
荷物を預けてラウンジへ。いつもより人が多い。さて、焼きカレーパンは…無い。
マジですか?
画龍点睛(がりょうてんせい)を欠くとはまさにこのこと。水も飲まずにゲートに向かった。
おうちに帰ろう。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)