沖縄県与那原町 上原そば店
とある休みの日、朝から家族で南風原イオンに行った。子供たちはキッズコーナーで大はしゃぎ。ここは保育士が常駐している施設なので、子供預けたままで買い物をすることができるのだ。
豊洲のキッザニアを思い出す。
そしてお昼。せっかくなので外食しよう、たまには沖縄そばでも食べようかと、イオンからすぐ近い「上原そば」に立ち寄った。
以前、妻と二人で食べに来た。お座敷もあるので、ここなら家族連れでも安心して食べられると思ったのだ。
駐車場が少々停めにくいのだが、意外にも空いていたので、難なく停めることができた。子供たちもうれしそうだ。
店に入るとお座敷席に案内された。
メニュー
さて、何を食べようか。カラー印刷のメニューを眺める。なんだか以前と変わった気がする。
上原そばは500円だ。原価の安い鶏そぼろを活用して安価に抑えたのはさすがである。おまけに調理の手間もソーキやてびちとは格段に少ない。
豚肉の調理は手間がかかるのだ。
骨そばやどんぶりセットは以前にはなかったように思う。この辺りは飲食店が少ない。毎日のように食べにくる常連からリクエストされたのだろうか。
夜のメニューも充実している。これなら飲みに来ても楽しめるだろう。もちろん締めは沖縄そばだ。ああ、体に悪そうだが美味そうだ。
かくも美味とは健康を害するものであろうか。
妻と協議の上、上原そばとソーキそば、それにジューシーをオーダーした。もちろん生めんをチョイスした。
セルフサービス
ドリンクやトッピングなどは入口付近のセルフコーナーで済ますことになる。ヨモギとあおさ、こちらの言葉でいえばフーチバーとアーサーである。
ちなみに私も妻もフーチバーが大好きなのだ。オキナワンハーブなのである。
子供たち用の食器も充実しているので、家族連れにも安心だ。
上原そば
しっかりとダシのきいたスープとコシのある生めん。それにあっさり鶏そぼろと沖縄そばではなかなか見かけないきくらげ入り。
バランスの取れた味わいでこれはこれで美味い。
ソーキそば
たまたまなのだろうが、麺の上にボリュームのあるソーキがどかんと鎮座している。なかなかの迫力だ。
コシのある生めんはスープがよく絡んで美味い。フーチバーを入れると子供たちが食べられないので、最後まで取っておくことにした。
スープが熱いうちに入れたかったが、こどもファーストである。親は子供の残り物を食べるのがルールなのである。
豪快なソーキは軟らかく煮こまれた肉が骨から簡単に削げ落ちる。これがまたスープと麺にマッチしてたまらないのだ。
家族連れにも優しい店
長女もそばにご満悦だ。ジューシーはあまり人気がないというか、よほどそばがおいしくて、ジューシーに興味が湧かないようである。
次女も同様だ。スープがお気に入りだ。
ごちそうさま
子供たちが食べ終わったところで妻と私のターンである。少し冷めてしまったスープにヨモギを投入する。コーレーグースをぶち込む。
ああ、美味い。
この店は味わいも家族連れも安心して食事ができる。子供たちはお座敷席を我が物顔で縦横無尽に走り回っていた。幸い、客がいなかったからよかったものの、少々ひやひやである。
妻と一緒にそそくさと食事を済ませて店を出た。
ああ、家族で落ち着いて外食できるまで、あと何年かかるのだろうか。でも、子供たちがかわいいから許すのである。
親ばかである。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)