品川駅構内ランチ
そんなわけで、電車が止まるのならここでランチをするしかないなと考えながら新幹線の切符を買う。ふと、壁の写真を撮っている人に気づいた。
なにがあるのだろうか?
これか。
小便小僧。これについては、またの機会に。
切符を購入し、改札に向かったところ、運転が再開されていた。
ならば品川に行こう。品川駅に行けば何かあるはずだ。根拠のない理由に基づき、京浜東北線で品川に向かう。
さて、何を食べようか。
キャンプエクスプレス
案内板を見る。気になるのは「ひおき」か。へー、東京豚骨ベースは一風堂プロデュースなのか。ラーメンはいいや。ん?カレーか。野菜を食べるカレー。野菜食べたい。よし、ここにしよう。
キャンプエクスプレスを目指す。店の前には何人か並んでいたが、大して待たないだろうと思い、私も並んだ。
メニュー
さて、どれを食べようか。
野菜を食べるカレー。グリーンカレーあるのか。BBQカレーね。デミカレーも美味そうなのだが、よし、彩り野菜の南インド風カレーパクチーもりドリンクサラダセットなのだ。
頼んだのはいいが、南インドカレーったなんだ?調べてみる。煮込んでコッテリしたカレーにナンを食べるのが北インド。小麦が採れるからだな。あっさりした味付けで米と肉や野菜を炒めるのが南インド。米作だからか。
なるほど。日本のカレーはほとんどが北インドカレーだったのか。
サラダ
カウンター席に通される。ドリンクとサラダが先に運ばれてくる。トマトがうまい。みずみずしい。酸味のあるドレッシングと合う。
厨房では鍋の上で燃えて入るであろう炎がみてる。一皿一皿調理するのだろうか。
彩り野菜の南インド風カレーパクチー盛り
そしてやってきました南インド風カレー。鉄板でグツグツ言ってます。熱そうです。店員が言います。
「鍋がお熱いので、お気をつけください。」
見ればわかります。そんなこともわからんようなアホタレに見えますか?幼稚園児に見えますか?私ゃこれでも五十歳ですよ。半世紀も生きてるんじゃゴルァ!と心の中で呟きながら、カレーと相対する。
ふむ。
鶏肉をスプーンでほぐす。ホロホロだ。簡単に骨から外れる。カレールーとライスを合わせてスプーンですくう。パクリ。
うん、ほどよい絡みが食欲をそそるね。鶏肉も柔らかくて、ルーとの相性もいい。野菜はパプリカ、大豆、玉ねぎ、ナス、かぼちゃ、レンコン、おくらだ。特にナスが甘い。レンコンはシャクシャクとした食感がいい。玉ねぎも火加減が絶妙。
これは食べてしまうでしょう。パクチー盛りにして正解。カレーとのマリアージュはバッチリなのだ。味付けも二辛で十分。これくらいの辛さがいい。よく勘違いされるが、私は激辛マニアではない。適辛マニアなのだ。
食べるほどに顔から、頭から汗が吹き出る。カプサイシン効果だ。脂肪が燃焼されているのだ。
フォークとスプーンが、スコップを模しているのも面白い。
ごちそうさま
あれ?紙エプロンはあるのに、爪楊枝がない。レジに置いてあるのだろう。やはりテーブルに置いてほしいな。
ああ、美味かった。南インド風カレー、美味いなあ。インド料理店に行く機会があれば、ぜひとも探してみよう。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)