高山市の夜景
今晩は久しぶりに会う仲間との交流会だ。なんだか体調がいまいちなのだが、なかなか会う機会がないので、行くしかないのだ。ホテルからは徒歩10分くらいだ。地図を見ながら店に向かう。
鍛冶橋の夜景が美しい。街が美しくライトアップされている。さすが世界的観光地である。
高山市 京や
店に着いた。中に入ると、すでに飲み会は始まっていた。とりあえずトイレに行く。綺麗だ。外を流れる川のせせらぎが聞こえて落ち着く。機械音とは違ってうるさいとは思わない。
まずは油揚げを焼く。これがかりふわでうまい。この地方独特の作り方なのだろうか。見た目は普通なのだが、食べると揚げの密度が違う。詰まっているというか濃いというか、スカスカではない。
しいたけは肉厚がすごい。北海道でも同じような椎茸があるのだが、寒い地域のほうが育つのだろうか。味付けは塩のみ。美味い。
つけものステーキと飛騨牛焼き
きのこ汁も美味い。よく出ている肉の出汁がポイントだな。写真を撮るのを忘れてしまった。
漬物ステーキは白菜炒めだ。火の通りが絶妙。白菜の甘みがすごい。漬物だとすでに水分が抜けている。塩っ気も付いている。それでこのような味になるのだろうか。まるで中華のようである。
自宅でも作ってみよう。
飛騨牛は安定のうまさ。くどくない脂、柔らかい肉質、甘い。いくらでも食べられる。
漬物と飯泥棒
漬物盛合せはきゅうりと白菜の浅漬けに赤カブと菊芋。山形の赤カブと同じものだろうと思って食べてみた。違う。甘みがあって美味い。こちらの方が好きだ。これを刻んだものが高山名物「飯泥棒」だとのことだ。先ほど店頭で見かけた。なんのことやらと思っていたが、納得。キクイモは食感こそ硬めの山芋だが、味は奈良漬よりもアルコール度が弱めで薄味の奈良漬けと言ったところだろうか。
飛騨牛ステーキ
ここで大阪から来た仲間数人が乱入してきた。早速、A5飛騨牛を注文。ステーキ用の肉を炭火で軽く焼く。炙ると表現した方が正解かもしれない。店員は塩コショウで食べることを勧めるが、私は塩だけで食べる。
うまい。官能的な脂の甘さ、とろけるような食感。これぞ飛騨牛の真骨頂。
「うわー、これダメだわ。」
「脂がきつい。」
おっさんどもが口々に言う。うまくないのだろうか。
「これ。一切れで十分やわ。」
おばさんが言う。あんた、私と同い歳でしょうが。私は何切れでも行けますよ。食べますよ。
「0歳児の子供がいるだけあって、元気だねぇ。」
あんたらも大して歳は変わらないでしょう?まあ、いい。残りの二切れも私がいただく。焼きすぎだよ、もったいない。それでもカリフワで美味い。
満足じゃ。
二次会に向かうために店を後にする。ライトアップされた建物が美しい。飛騨高山。家族で訪れたい街だ。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)