本格焼酎 季節料理の店 さらさ
19時半に始まった慰労会は21時半に終了した。そのままホテル内で二次会があるとのことだったが、女性がいる店に飲みに行こうと梶原氏がいうので、私と上山氏も同調し、ホテルから繁華街に向かうシャトルバスに乗り込んだ。そこに地元でホテルを経営する青森県民女子である外川女史が乗り込んできた。4人とも知り合いだ。
「どこ行くの?」
外川女史に聞かれた梶原氏が答える。
「女性がいるとこけえ、呑み行こうと言ってたんじゃけど、わし、外川さんでも、まあまあいけるけえ。」
女好きの梶原氏が、見境なく冗談とも本気ともつかないことを外川女史に言うが、彼女も慣れているので、スルーしていた。
「それって、ホテルの近く?私もそこまで一緒に行っていい?」
彼女は一人でホテルに帰る自信がないらしい。確か方向音痴だ。なら、みんなで飲みに行こうと話がまとまった。
バスから降りた我々は、とりあえず古馬場のアーケードを歩く。され、何を食べようか。うーん、うどんはまだ早いし…骨付き鳥。ここにするか。店に入る。
私の中で骨付き鳥は丸亀と紐づけられているが、讃岐名物と言われてしまえば、高松でも違和感がない。ごまかされている気がしないでもないが。
メニュー
さて、なにを食べようか。
骨付き鶏は当然として、あとは・・・私はトマトスライスが食べたい。え?酒盗ってなにって?外川女史が尋ねる。鰹の内臓の塩干だよ。沖縄ではワタガラスって呼ぶけどね。食べてみたい?じゃあ、クリームチーズ酒盗のせ。そんなもんでいいか。
お通し
玉子豆腐。舌触りなめらか。うまかった。上山氏が悩みを打ち明けてきた。いろいろと気苦労があるらしい。
私はハイボールを飲んでいたが、外川女史が店の方に、地元のおいしい酒はないかと尋ねる。勧められたのは…忘れてしまった。メモをしておけばよかった。彼女はそれをロックで飲み始めた。
クリームチーズ酒盗のせ
発酵食品どうしはなかなか相性がいい。いぶりがっことクリームチーズの組み合わせはもはや定番だろう。これも、クリームチーズが酒盗のクセをマイルドに包み込む。なかなか行ける。飯には合わないが、酒のつまみには最適だ。
骨付き鶏
さあ、きたきた。骨付き鶏。美味そうだ。芳ばしい香りが食欲をそそる。こいつをはさみで解体する。ああ、酒に合うなぁ。あっという間に4人の胃袋に収まった。上山氏の悩み相談はまだまだ続いている。
あれ?もう閉店だって。午前1時だよ。出よう出よう。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)