水炊き

東京都新宿区 新宿駅 和食 旅籠 もつ鍋とせいろ蒸し

Googleマップに翻弄される

本日は取引先の中本氏との食事会だ。会場は新宿西口の「旅籠」である。大江戸線の都庁前駅で降り、地下街を通って店に向かう。地上に出ると、クリスマスのイルミネーションの上にそびえたつ高層ビル。新宿の高層ビルは子どもの頃から見ていたのに、改めてここが都会だと感じる。

Googleマップの指示通りに歩いて着いた先は…店がない。

上の看板に入口は反対側だと書いてある。よほどここにきてしまう人が多いのだろう。Googleあるあるなのだ。

看板の書いてある通りに表通りに出る。確かにこちらが入口だ。表門だ。地価の階段を下りて店に向かう。

新宿西口 和食 旅籠(はたご)

階段を降りると入口があった。ドアを開けて店員に予約名を告げる。テーブル席に案内された。店の中央には囲炉裏があり、落ち着いた内装だ。

中本氏はまだ来ていない。しばし待つ間に、本日のメニューを眺める。当たり前のことだが、全国から取り寄せた食材を使った料理が並ぶ。東京は消費地なのだと、改めて実感する。

さあ、食べましょう!

数分後、中本氏が到着。さっそく食事会がスタートした。まずはお通しの里芋。味がしっかり付いて濃いめ。茹で加減は硬めだが、悪くはない。

見た目が美味しそうな唐揚げに、レモンを絞りかけてかぶりつく。サクサクの衣の食感が気持ち良い。身を噛みしめると、ジューシーな鳥肉から肉汁あふれる。味付けも好みだ。付け合わせのフレッシュな野菜と一緒に食べるとさらに美味である。赤いレタスはトレビス。 チコリと並んで、自分で買うことがない野菜だ。外食で食べる分には好きである。

スープが豚骨ラーメンのようにドロドロの水炊き。締めはご飯とうどんしか選択肢がない。もつ鍋と言えば、ちゃんぽん麺だろう。仕方がない、うどんを選択するが、悪くはなかった。

蒸籠蒸し。蒸すことで旨味が引き出された豚肉をポン酢でいたただく。熱で溶けだした脂を受け止めた白菜が甘い甘い。焼肉のたれも試してみるが、個人的にはイマイチ。蒸篭蒸しにはポン酢なのだ。

飛騨牛すき焼きコロッケ。味がついているというので、そのまま食べてくださいと店員が言う。なるほど、言われたとおり、何もつけずにサクッと一口。うーん、味付けが甘めだ。すき焼きだからしかたがないのだろうが、個人的にはソースをかけた方がキレが出て、より美味いだろうに。なんだか納得いかないなあ。

ハイボールに炭酸水をチェイサーでお願いしていた。忘れていたら女性の店員が「炭酸水も要りますよね?」と確認してくれた。細かい心配りが嬉しい。

美味い食事と酒で話も盛り上がった。今度来た時は魚も食べてみたいが、東京で食べる魚介類はがっかりすることが多いので、躊躇してしまうな。明日は北海道だから、海の幸に舌鼓を打てるだろう。

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