ラウンジでランチ
カンボジアから沖縄へ帰るために台湾を経由する。まずはプノンペンから台北に飛ぶのだ。エバー航空266便は12時45分に出発する。必然的に空港でランチを摂ることになる。
おお、ラウンジで食べればいいじゃないか。
ビジネスクラスを予約してあるので、チェックインすればラウンジを使える。日本国内の空港ラウンジは食事がしょぼいのだが、アジア諸国の空港ラウンジの食事はレベルが高い。
成田空港の国際線ラウンジはなかなかすごいらしいが、立ち寄る機会がない。那覇から国外にいくのに成田を経由するのは不便なのだ。
おそらくここで美味いものにありつけるのではないだろうかと期待に胸を弾ませながらラウンジに向かう。
香港や北京、台北や羽田はハブ空港としても機能しているので大規模であるが、プノンペン国際空港は首都の空港としてはそれほど大きくない。
人口1600万人のカンボジアは、お隣のタイやベトナムに比べたら圧倒的に小国だ。埼玉県と神奈川県の人口を足した規模なのだ。
プラザプレミアム ラウンジ
出国手続きを済ませて土産を買う。案内板に沿って歩くこと数分、ラウンジにたどり着いた。まだ新しい感じがする。
受付を済ませて中に入る。広い。人がいない。これも新型コロナウイルス肺炎とやらのせいだろうか。半個室型の個人ブースとオープン形式なテーブルコーナーが用意されている。
ラウンジの奥が食事コーナーだ。そこそこ充実しているような雰囲気に安心した。
もちろん、ドリンクコーナーもある。いろいろさ種類が用意されているが、昼から飲むと後がつらいのでやめておこう。
ランチタイム
サラダ
食事コーナーを物色する。まずはサラダ。南国は野菜が豊富だ。しかも新鮮だ。四季のある日本では、2月に夏野菜を入手することが困難だが、熱帯ではいつでも手に入る。種類はさほどではないが、私には十分だ。
個人的に南国のキュウリが好きだ。日本のしっかりと実が詰まったみずみずしいきゅうりもおいしいが、大き目でさっぱりとした日本人には育ちすぎと思えるキュウリは、サラダやカレーの付け合わせにとても合うのだ。日本では高価なミニトマトも南国ではふんだんにふるまわれるのがうれしい。
パン類
サンドイッチコーナーは自分で好きな具材を挟んで作る。楽しそうだ。オリーブ、トマト、きゅうり、チーズにハムもある。ケチャップやバター、マヨネーズを挟めば、オリジナルの完成なのである。
サンドイッチ以外のパンも用意されている。一つ一つがサランラップで包装されているのは、パンを乾燥させないためなのか、衛生面のためなのだろうか。細長いグリッシーニも食べることができる。
揚げ物
三種類の揚げ物が用意されている。そのとなりは青パパイヤのサラダコーナーだ。タイ料理のソムタムのようなものか。だが、カンボジアの伝統料理であるクメール料理は、味つけが辛さ重視ではない。食べてみればよかったと後から後悔した。
料理
野菜料理、肉料理と魚料理が一品ずつ、それにレモングラス炒めライスである。
麺料理
東南アジアの伝統的な味わいであるカレー麺と塩味ベースの魚団子麺が選べる。ラクサとは東南アジアで食される料理の味付けのことで、主にターメリックとガランガルを使用する。
ガランガル?
見た目がしょうがに似た食材だ。ただし味は全くの別物だ。タイ料理でよく使われる「カー」もガランガルの一種である。
もちろん、カレーヌードルを選択する。トッピングが華やかだ。和食では薬味の種類が限られるが、ハーブ豊かな南国ならではの味付けなのである。
カンボジアでもカレーを食べるが、タイ料理のような刺激はない。日本人にはなじみ深い味わいだと感じた。
余裕があればもっと食べたかったのだが、この後は機内食が待っている。ブランチというかおやつみたいなものだ。
カンボジア、次回訪れるのはいつのことだろうか。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)