沼津駅北口での締め
昼間の長い会議が終わって沼津港市場で懇親会。続いて二次会はホテルの朝食会場でのパーティーだ。あまりの落差に、二次会では食事を何一つ口にしなかった。
そしてホテルに戻り一旦着替えると、北海道民の相場氏から連絡があった。ローソンの前で待っていると言う。
そそくさと着替えて沼津駅北口のローソンへ向かう。待っていたのは相場氏と同じく道民の菊川氏。私を含んでおっさん三人連れだ。
どこに行こうか?
私と一つ違いのアラフィフ相場氏は意外と女性好きだ。私は20代の若い子が好みだが、相場氏は私よりも好みの年齢層が上だ。
別に私は脂がのった女性が嫌いなわけではない。
ただ、熟女と話すと、生活感あふれる話題で盛り上がってしまい、なぜにキャバクラで金払ってこんなことを話しているのかと、後から何か寂しくなってしまうので敬遠してしまうのだ。
こども運動会のレシピで困ってるというので、自分のレシピブログを紹介したら、数日後にLINEでつくレポが送られてきた。
少々複雑な気持ちになった。
そんな話はスナックで盛り上がりたい。
さらに深刻なのは、ボカロの話しで盛り上がれるのは間違いなく若い子だということだ。
三十代以上の女性だとまったく話が通じない。
妻は三十代だが、二人でカラオケに行けばボカロを歌いまくったものだ。半面、私の影響でカシオペアや角松敏生といった、バブル世代の曲を知っている妻は職場で年齢詐称を疑われることも少なくない。
不憫だ。
新しいスタイルの鉄板焼き・居酒屋 あした葉
そしてキャバクラ。地元の案内所で教えてもらった店で一時間ほど飲んだ。店を出ると「腹が減った。」と相場氏が言う。
私は別に食べてもいいよ。
さて、どこに行こうか。
さてさて、何を食べようか。
考えるのもめんどくさい。
目の前に焼きそばの看板がある。ラーメン屋ではないが、ま、いいか。この一年、泥酔してからの締めにラーメンを、相場氏と何度食べたのだろう。
今日は焼きそばだ。
麺料理だ。
スープがないだけじゃないか。
もうめんどくさいのでこの店に入ることにした。
お通し
お通しはきゅうり。全く味を覚えていない。
富士宮焼きそば
静岡で焼きそばと言えば「富士宮焼きそば」であろう。私のような県外民でも思いつくくらいだ。全国に焼きそばは数あれど、有名な焼きそばはそれほど多くないように思う。
私が記憶しているのはいかほどか?
- 石巻焼きそば
- 横手焼きそば
- オホーツク焼きそば
- 沖縄焼きそば
沖縄の焼きそばは私にとってローカルではなく日常なのだが、考えてみれば沖縄そばを炒めるのは沖縄県だけだ。特にイカ墨焼きそばは独特のコクと旨味があってたまらないのだが、それは今は関係ない。
鉄板DE焼き鳥
料理名は異なるかもしれない。
浜松餃子
夏に静岡空港で食べた浜松餃子はもやしが餃子の下に敷かれていたが、この店はトッピングされている。
敷布団が掛布団になるものだろうか?
キャベⅡ
この店のウェブから抜粋である。
メディアでも取り上げられている『あした葉のイチオシ』
商標登録、そして沼津ブランドにも認定されているオリジナルブランド
キャベツの甘みと半熟卵のとろけるハーモニーをご堪能ください。
半熟卵入りのお好み焼きといったところだろうか。
ごちそうさま
告白しよう。実は何を注文したのか、どんな味だったか、ひとつも記憶がない。生々しい食べた感触だけを舌が記憶していた。
三人とも泥酔していたので取りとめのない話を真剣にしていた。この一年、私と相場氏は二人で飲む機会が幾度となくあったが、菊川氏とは初めて飲んだ。
異色の組み合わせだ。
このメンツで飲む事は、今後三十年間で1度あるかないか、そんな組み合わせなのである。
酒は角ハイだ。気がつけば注文した料理はすべて平らげられていた。自分で食べたのかもよく分からない。こんな夜中に、こんな塩辛く、脂っこいもの食べる五十過ぎのオヤジが二人。
菊川氏はアラフォーなのだ。
驚いたことに、後日受けた健康診断の結果は、コレステロール値も中性脂肪も正常値であった。一つくらいは再検査があるかと思いきや、この20年間で最良の結果に驚いた。
機会があれば、記憶がしっかりあるうちに再訪したいと思う。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)