沼田ランチ
某団体の大会に参加するために沼田市を訪れている。午前中の事業が終わりホテルに戻る道中に見つけた巨大天狗の面。祭りで使うのだろう。なんせ天狗を祀った寺があるくらいの場所だ。
とりあえず昼飯を食おう。腹が減った。受付で渡された資料に、沼田市内の飲食マップがあったので、広げてみる。蕎麦は昨日食べたな。郷土料理もなあ。そもそも自分は何が食べたい?和食ではないな。こう、ガツンと来るものが食べたい。ん、地元で愛されている喫茶店だと?たまにある、一品ものの店か。うん、ここにしよう。
カフェ・ド・ロジェ
昨晩、飲屋街をだいぶ歩いたので、ホテルから店までの位置関係は頭に入っている。喫茶店も見覚えがある。間違いない、あそこだ。ホテルを出ると、迷うことなく店に向かう。
やはり店はそこにあった。なんとなく昭和の香りがする。中に入ると店内は薄暗い。客もいなかった。ランチメニューはスーラータンメンとセットのみ。もう一品が売り切れたような感じもあるが、分からない。まあ、いい。私はスーラータンメンを食べに来たので無問題だ。
カウンターの奥には多くのボトルが置かれている。夜にはスナックになるのだろう。そうなると、締めはやはりスーラータンメンなのだろうか。
スーラータンメン
さて、実食だ。香りがいい。スープを飲む。酸味は抑えめだが辛さはなかなかのもの。キクラゲのコリコリ、ネギのシャキシャキとした食感が食欲をそそる。
美味い。
続いて麺を食べる。細めの縮れ麺、柔らかめだ。これにスーラータンメンがよく絡む。私としては固めの麺が好きなのだが、このスープにコシのある硬めの麺は合わないのかもしれない。胡椒を入れると辛味に複雑さが増す。酢をまわし入れると、まさに私好みのサンラータンだ。
完食だ。
喫茶店の名物といえばカレーを真っ先に思い浮かべるのだが、ここはスーラータンメンだ。これだけを食べにくる人がいるのが、理解できる。そう言えば、沖縄にはスーラータンの美味い店がない気がする。今度、自分で作ってみるか。
カフェ・ド・ロジェ(Retty)
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)