牛ハツのロースト

六本木 肉バルノースマン 牛ハツのロースト

六本木 肉バルノースマン

年に数回は六本木で飲むようになってから、気がつけば10年以上経っているが知ってる店は1件しかない。それもカラオケスナックだ。店の入れ替わりも激しく、いろんな店があるから食事はついつい別の店を探してしまう。

高校の後輩である島田と久しぶりに飲むことになった。最初、彼は和食の店を勧めてきたが私は洋食、それも肉が食べたかった。次に島田が提示してきた店が六本木交差点近く、銀だこ隣のビル3Fにある「肉バル ノースマン」だ。何でも六本木に詳しい島田の知人らが「気になるけど入ったことがない。」と口を揃えて言った店らしい。

狭い階段を昇ると二階に「肉麻布」がある。気になるがそのまま三階へ。店内は女子が好きそうな小洒落た雰囲気である。オッさんには嫌な気がするである。島田は先に来ていた。

お通し

自家製ドレッシングのサラダだ。肉バルだけあって野菜のメニューはキャベツのステーキくらいしかないのだが、実はお通しは有料でおかわりできるのだった。

肉の五種盛り

牛、豚、鶏、鴨、馬。野菜の上にローストビーフ、ローストポーク、大山どりのたたき、鴨ロースト、そして馬刺しが綺麗に盛られている。ナマが苦手な客のために、熱した溶岩石で焼くこともできる。もちろん私はナマでいただく。それぞれの肉の旨味の違いを味わうことができる。もちろん見た目通り、味わいはあっさりとしている。

牛の心臓を切り刻む娘「ほのか」

ならば次は肉肉しく行きたいところだ。マスコットガールのほのかちゃんが1日限定10食の「ゆめあじポーク リブロースステーキ」をプッシュ。合わせてワインも飲みたいところだ。この店のワイン原価率は60%とのこと。原価三倍が基本の飲食業界では破格のサービスだ。

フロアの女性は「マスコットガール」ということで、ビールとロックが好きなほのかちゃんが我々を担当してくれることに。なんと彼女は島田と同じ高校だった。卒業年度を聞くと「2016年…」と言うので、おっさん達はそれ以上聞かないことに。島田ですら1988年卒業だ。

ゆめあじポーク リブロースステーキ

ステーキはほのかちゃんがテーブルまで運んで目の前で切り分けてくれる。真ん中の1切れをフォークで刺し、口元に運ぶ。うまい!脂の味がしっかりするのにサラッとしてくどくない。肉質は柔らかく、噛めば肉汁から旨味が染み出してくる。これは酒が進む。塩加減もいい。グッジョブだ。

「ノースマン」オーナーと店長が二人とも北海道出身であることや、できるだけ北日本の食材を使いたいということで名付けた店名だそうだ。先のポークも福島産だった。

牛ハツのロースト

もう一品いきたい。ワインも空になったのでもうひと瓶いきたい。炭水化物はいらない。肉を追加だ。ほのかちゃんにオススメを聞くと「牛ハツのロースト」とのこと。牛の心臓だ。これを熱々に焼いたものをほのかちゃんが切り分けてくれる。早速食べてみるが…だいぶ酔ってしまって味がわからないと言うか覚えていない。肉とはやはり違うなと言う記憶だけが残っている。

こうしてワインを2本空け、腹も膨らんだところで2軒目に向かったのだった。

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