十勝牛サーロイン鉄板ステーキ サラダ ライスセット ランチ 北海道 新千歳空港 竈 円山 横.

北海道 新千歳空港 竈 円山 北海道産サーロインステーキ

新千歳空港 竈 円山

本日のランチは新千歳空港である。さて、何を食べようか。

ラーメンは無い。昨日のランチがそうだったではないか。函太郎で回転寿司と思っていたが、思いのほか腹が減ってガッツリ食べたくなった。今晩もおそらく海鮮だろう。宮城県も海の幸が美味しいところだ。松尾ジンギスカンがちらっと頭をよぎったが、服に臭いがつくのが難点だ。

改めて、さて、何を食べようか。あてもなくレストラン街を徘徊する。

ハンバーグ、こんな店があったのか。見てみよう。

メニュー

店頭には見るだけでよだれが出てきそうなメニューがディズプレイされている。

竃でハンバーグを焼いているようだ。もしや、大通りの店と関係あるのだろうか。

数量限定、本日のスペシャルプライス、北海道産サーロインステーキトマトドレッシングソースのセット、こいつに決めた。

店内

厨房に大かまど。これで調理するのか。奥のテーブル席に通されると、すかさずランチをオーダーする。熱い鉄板が来るのでエプロンをかけて待つように店員から告げられた。

まずはスープとサラダである。しかし私は手をつけない。すべてが揃ってから食べたいのだ。ここは我慢だ。焦って手をつけるとなんでもろくな目に合わないものである。美味しくいただけなくなるものである。逃げられることだって…以下略。

北海道産サーロインステーキ

続いてスタッフが運んできたステーキはまさに活劇。灼熱の鉄板から弾ける油と上り立つ蒸気、ジュージューと焼ける肉はただれ、カットされた野菜は焦げ、溶岩が煮え立つ活火山の火口における惨事のような阿鼻叫喚の世界が眼前で繰り広げられられる。しばし眺める。写真を撮る。二分は待っただろうか。サウンドのボリュームが下がり、ようやく世界は静寂を取り戻し始めた。

さあ、食べよう。おなかが空いた。

そういえばオーダー時に焼き加減を聞かれなかった。肉の表面に塩コショウを振り、強い炭火で一気に焼かれたステーキだ。外はカリカリ、中はムッチリ。ミディアムにやけているが柔らかい。脂が甘い。付け合わせの野菜はもやしはシャキシャキ、インゲンはカリカリ。玉ねぎは甘い。コクと少しの酸味があるトマトソースが肉の旨味を余すことなく引き出している。玉ねぎとも相性がいい。人参とポテトはホクホク。素材の甘味を楽しむことができる。

ポテトサラダは酸味控えめのマイルドな味わい。大きなポテトがゴロゴロしている。あんこにつぶあん派とこしあん派があるようにポテサラもゴロゴロはとクリーミ派に分かれるのではないだろうか。私はクリーミー派であるが、こいつは悪くない。みずみずしいサニーレタスには和風ドレッシングがかけられている。こいつがポテトサラダと混じり合い、複雑な味を醸し出している。オニオンスープは平均的な味だ。目立ちもせず、邪魔もしない。食事の潤滑油に徹する姿は名脇役なのである。

ライスも一粒一粒が立っている。肉の旨味と脂をしっかりと受け止める。脂身はほとんどないが、肉はしっかりと臭みのない上質な脂をまとっている。和牛の証だ。

美味かった。ボリュームも満足だ。肉だけでない、野菜も楽しめるのが北の大地である。日本の食糧基地である。のどを潤す、お冷の水すらも美味く感じる。至福である。

休息は終わりだ。仙台に向かおう。

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