ラーメン あら陣
買い物をしたAコープのとなりにラーメン店を見つけた。ファミリー向けの作りだ。ちゃっちゃとランチを済ませて、空港に向かいたかった私は普段なら入らないようなこの店でランチを済ませることにした。
一食、捨てたな(涙)
メニュー
カウンター席に通されるとメニューを見た。さて、何を食べようか。イチオシはえびそばとのことだ。一幻が有名だな。
そういえば、店頭にもメニューが置いてあった。確かにしまエビは美味い。あまり食べたいとは思わない。食わず嫌いの側面は否めないが、味噌ラーメンが食べたい。
味噌ラーメン煮玉子をセレクトなのだ。地元産小麦をはじめとする道東の食材を用いて地元にこだわる店のようだ。「あずましい」は「はんかくさい」と並んで、小さい頃から母によく言われた言葉だ。「落ち着いた。」「ホッとする」という意味だが、母に言われたのは「あずましくない。」であったか。トイレは温水洗浄便座だ。
味噌ラーメン煮卵
ほどなくして運ばれてきた味噌ラーメン煮卵。味噌が香る。
おろしニンニクをスープに溶かして飲む。クリーミーなのにくどさはない。コクがあって味わい深い。スープがじんわりと荒れた胃壁に染みていくようだ。
麺はモチモチ、コシもあり、舌触り滑らかなのにスープがよく絡む。これがゆきちからの実力なのか。シャキシャキしたネギと野菜が、スープと相まってラーメンの旨味を増幅させる。
チャーシュー
見た目は固そうだが柔らかい。しっかりとした肉の味が口の中に広がる。煮卵はトロトロ味付けもいい。メンマも硬くない、ラーメンの味を邪魔しない名脇役だ。
トッピング
節天を入れてみる。たしかにコクと旨味が広がる。これもアリだな。
スープをほとんど飲んでしまった。おじやセットを頼まなくて正解だった。たしかにこの力強いクリーミーなスープならばご飯とも相性がいいだろう。しかし、思いがけず美味いスープに出会ったなら、疲れ体調を癒したくなるのはおっさんの性(さが)だ。
ごちそうさま
店は満席になっていた。人気店のようだ。若者から年配者まで食べている。たまには自分の好みに見えない店でも訪れてみる価値があると知った。食事とは、まさに未知との遭遇である。一期一会である。次に出会うのは、どんな一品だろうか。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)