魚島屋 刺身

沖縄県那覇市久茂地 魚島屋 ブリしゃぶコース

魚島屋

取引先との定期会議のあとは、なぜか送別会に紛れることとなった。顔見知りも多いので、細かいことは気にしないでおこう。職場の派遣社員が医療事務で病院に正社員として採用されたそうだ。いいことである。特別な事情がなければ、派遣よりも正社員の方が待遇がいい。同一労働同一賃金と政府が謳ったところで、教職員や行政の臨時職員と正職員ですら賃金をそろえることができていない。民間ならばなおさらだ。

本日の会場は久茂地にある居酒屋、魚島屋である。初めて来る店だ。コースで予約されている。店内に入ると、テーブル席に案内された。隣は二人掛けの席である。団体の隣はやりずらいだろうなあ。

ありこちの壁に魚拓が貼ってある。客が釣ったものだろうか。日本酒も充実しているようだ。店員のほとんどは日本人。元気のある店だ。

メニュー

日替わりメニューも充実している。全国各地から取り寄せているのだろうか。もしくは独自ルートを持っているのかも知れぬ。いずれにしろ、なかなかリーズナブルで内地の鮮魚を味わうことができるようだ。人数はほぼそろったのだが、肝心な主役がまだ来ないという。基本的にそろうのを待たずに飲んでしまうのが沖縄流であるが、さすがに送別会で主役を待たずに飲みだすのはまずいだろうと、誰もがドリンクのオーダーを我慢していた。

数分後、全員がそろった。乾杯と同時にコース料理が運ばれてくる。

サラダ

さっぱりとした和風。シャキシャキの野菜に白菜が入ってた。サラダで食べることはめったにない野菜だ。癖が無いから水菜のように扱えばいいのだろう。それに冬は安い。コスト節減と言うより、安くて旨いものを食わせる工夫なのだと理解しよう。味は好みなのだが、サラダにかかっている大きな鰹節が、たっぷりとドレッシングを吸ってしまう。しょっぱいがな。いらないんでないかい?

刺身盛合せ

サバ、マグロ、すずき、トロである。沖縄でスズキは珍しい。刺身はこんなものだろう、悪くない。

ブリしゃぶ

メニューには北海道産とある。温暖化のせいなのか、函館辺りでブリが獲れるようになったが、北海道産ではブランド力もなく、需要もないために、安価で内地に流れると聞いたことがある。たっぷりん大根おろしをポン酢に入れ、ミディアム程度まで火を通すのが美味いと私は思う。周りにも食べ較べを進める。

やはり、さっとお湯にくぐらせるより、少し長めに火を通した方が美味いという。寒ブリのはずだが、それほど脂がのっていないので、さっぱりしているように感じる。鍋で脂を落としているせいもあるだろう。ああ、富山でブリしゃぶが食べたい。今シーズンは絶望的だな。

ブリカマ

脂がのって美味い。大根おろしと食べる。冷めても美味い。しゃぶしゃぶとは異なる、しっかりとしたブリの味わいを楽しめた。

ブリしゃぶが終わったら雑炊の準備に入った。隣の席には韓国人観光客のカップルが座っていた。インスタ映えを狙って、刺身の写真を激撮していた。

天ぷら

雑炊の前に沖縄天ぷら。内地の天ぷらと違って、どっしりとした重量感がある。食べ応えもある。特製たれをつけて食べるのだが、そのままでも美味かった。

トイレはアメニティが充実してるが温水洗浄便座ではない。ただの洋式便座だ。残念。

締めの雑炊

さらっと食べる。

デザート

まさかのデザートはフレンチアイストースト。五十路のおっさんに食える代物だろうか。せっかくなので食べてみる。バターの香りよく、甘さ控えめだ。コクがあって美味い。これならいけるいける。

おなかいっぱいです。飲み放題の時間も終わった。それじゃ、次に行きましょうか。

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