沖縄そば専門店 ちゃるそば
久しぶりに出社した。今年2回目だ。朝礼の後、同僚と話をしていたら昼過ぎになっていた。会社では二百円で弁当が買えるのだが、注文していなかったので、外に食べに出た。
会社の近くにあるのは沖縄そば店とカフェ、ファストフードではないハンバーガー店。ふと頭に小辺銀食堂がよぎった。あそこの麺もうまかったな。もう何年も食べてない。行ってみるか。トコトコと歩き、栄町市場を目指す。
10分ほどで着いた場所にあったのは居酒屋だった。食堂は無くなってしまったのか。食べられるラー油でブレークした店だったのに。仕方ない、別の店を探そう。栄町市場を売ろつく。夜はにぎやかだが、昼はお年寄りがメインだ。沖縄そばの店が探す。あった。
とりあえず店に入る。中では中国人客が食事を終えて帰ろうとしていた。
さて、なにを食べようか。メニュー見る。よし、ソーキそばの中を頼む。店に内地人(ナイチャー)の二人客が入ってきた。壁を一瞥して、メニューが増えてるねと話す。どうやら常連らしい。
ソーキそば
そばが運ばれて来た。なんだこれは?きざみ昆布が載っているのも初めてだが、白ネギだ。個人的に思うのは!東日本は白ネギ文化、西日本は青ネギ文化だ。沖縄でも使われるのは圧倒的に万能ネギだ。白ネギはラーメンの薬味や中華料理くらいしか使わない。そんな白ネギが沖縄そばの上に載っている。
斬新だ。コロンブスの卵だ。
まずはスープから。カツオの出汁が効いたあっさり。臭みがない。次に麺をすすふ。いたって普通だ。照喜名そばのような麺だ。昆布と白ネギが絡んでただの麺とは違う食感と味わいがする。
斬新だ。
軟骨ソーキと言うが、軟骨がないではないか。これはトロトロのコラーゲンだ。口の中で溶ける。
美味い。
かまぼこもノーマルではない。野菜入りだ。ヘルシーだ。沖縄そばには野菜がない。入れるのはネギかフーチバーくらいだ。「野菜そば」もありはするのだが、沖縄そばの上に野菜炒めをのせたものなので、せっかくの風味が飛んでしまう。これを解決するチャレンジなのだろうか。個人的にはこれもありだと思う。伝統をただ継ぐのではなく、内地の食文化とチャンプルー(混ぜる)させる、まさにこれぞ沖縄文化。(なのだろうか…?)
帰り際に見たジューシーの写真にも白ネギがのっていた。万能ネギが嫌いなのだろうか。
妻と一緒に食べに来たら、新しい発見があるかもしれない。栄町市場。ここには新しい沖縄があるのだと実感した。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)