超人気店の予約がとれた
ランチを能古うどんで済ませ、地下鉄に乗る。福岡は空港も駅も近いし、地下鉄でさっと行けるのが嬉しい。天神駅はまあまあ広いが、新宿ほどではないから迷わなくて済む。真夏の九州は沖縄より暑い。外は炎天下なので、地下街を歩いて移動できるのはとても助かるのだ。
午後3時から午後8時まで、断続的に会議が入っている。夜は組合の総会だ。会社、社団法人、組合。この一年で役職は3つ増えたが、給料は変わらない。こき使われているなぁ(笑)
最初の会議は総会の打ち合わせなのだが、総会後の懇親会を設定していないことが判明。人数はさほど多くないが、数名が糖質制限ダイエットをしてるとかで、炭水化物ではない食事をリクエストされる。そうなると何がいいか。
水炊きだ。
私も食べたい。店を調べる。おお、ほど近いところに有名店があるではないか。ダメ元で予約を入れたら、できてしまった。ラッキー!さっさと会議を終わらして、水炊きを食べるのだ。
しかし世の中うまくは行かないもので、会議はさっさと終わらず、8時過ぎに閉会となった。急いで荷物を片付け、歩いて店に向かう。途中で那珂川を渡る。この辺りは中洲の下流になる。遊覧船が橋をくぐり、川面を走る。涼しそうだな。
水炊き 長野
これが有名店か。いかにもな感じだ。門をくぐると、その先に入口がある。建物は3階建てだ。
二階のお座敷に通された。個室だ。机にはすでに鍋がセッティングされていた。
流れとしてはこうだ。
まず、スープを味わう。
続いて、肉を食らう。
その後、野菜を食す。
最後、雑炊で締める。
中居さんが鍋の世話をすべてしてくれるので、食べる方はただ見ているだけ。言われるがままに食べればよい。
この店は基本的に禁煙だが、個室はタバコOKということで、喫煙派を一方に追いやるが、この日は喫煙派が多数だった。うーむ。
まずはお通し。とりもつポン酢がうまい。鶏皮よりもコクがあり味の変化も面白い。
スープを味わう
中居さんがスープを鍋からすくい、湯呑み茶碗に注いでくれる。それを飲む。さほどこってりしていない。あっさり、さらっと。トリポタではない。これなら何杯でも飲める。お好みでネギと塩を入れる。たっぷりのネギと、わずかな塩を入れて飲むのがオススメだ。
肉を食らう
鶏モモはすでに煮込まれていると言うことで、中居さんが慣れた手つきでつくね、肉、砂肝、ハツ、レバーを容赦なく鍋に投入して行く。
まずは肉だ。ぶつ切りは柔らかく煮込まれている。鳥の旨みがぎっしり詰まっている。美味い。肉と酢醤油の相性が抜群だ。スープをたっぷり吸うからだろうか。肉も美味いのだ。
次につくねだ。これも肉の味がしっかりする。つなぎは使ってないのだろうか、雑味がしない。文字通り「肉団子」である。
最後に内臓だ。ハツは歯ごたえ良く、レバはしっとり。砂肝は食べれず。
野菜を食す
中居さん曰く、野菜を入れるとスープが甘なるので、肉を先に食べるのだと。なので、野菜を入れる前にもう一度スープを堪能せよとの指示が飛ぶ。
ここからは元に戻れない世界に入る。中居さんが野菜を鍋に入れて行く。まずは豆腐をそっと鍋に落とす。続いて油揚げをドカンと投入。さらに豪快に箸でつかんだ白滝を鍋に突っ込むと、最後にキャベツ、春菊、ネギをドカドカっと鍋に入れた。
煮えたところでいただくとする。スープを吸った野菜が美味い。
雑炊で締める
ここで中居さんから締めをどうするか質問があった。半数が糖質制限組なので、鍋を一つだけ雑炊にする。私はもちろんいただくことにする。鍋にご飯を入れ、煮えたところで溶き卵を回し入れる。
ネギを投入して完成だ。
中居さんが取り分けてくれる。ただでさえ美味いスープが肉のエキスを吸い、野菜の旨味を吸い、それを存分に含んだご飯がたまらない。これは箸が進む。
マジ美味い。有名店だけのことはある。来てよかった。
すべてを食べ終え、満足感に浸っていると、部屋に場違いな、綺麗な娘が入ってきた。
誰よ?
HKTのメンバーだよ。
ああ?
マジか?
せっかくなのでツーショットで写真を撮ってもらう。これを取引先のAKB親衛隊にLINEで送る。仕事だとなかなか返事がこないのだが、これは速かった。
「◯◯ちゃんじゃないですか!!なんで?!」
そう言う名前なんだ。なるほどね。
皆は二次会に行くと言うが、痛風発作が怖くて、この日はこれでホテルに引き上げたのだった。
水炊き 長野(食べログ)
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)