鬼怒川温泉駅前 はちやレストラン

鬼怒川温泉 レストラン はちや バウムクーヘン

とちおとめソフトクリーム

昨晩のことだ。連日の飲みで疲れた胃腸と身体を休めようとしていたはずなのだが、貸切状態のスナックでカラオケを歌い始めたら止まらなくなり、気がつけば午前一時。慌ててホテルに戻って寝るも、朝早く起きるつもりが、目が覚めたのは八時半。フロントから早よ朝飯食わんかい、このボケェ!と言う趣旨の電話があり、朝食を済ませるが、だるいので部屋でダラダラしていたら、突然ドアをおばちゃんが叩いてきて、とっとと掃除させんかい、オドレェ!的なことを言うので、すぐに出ますと答え、温泉宿なのに風呂に入れず、シャワーを浴びて駅に向かった。

駅前のはちやでソフトクリームを買う。私はアイス類を買うことが滅多にないのだが、ここの「とちおとめミックス」がまた美味いのだ。平日の午前中にひとり、駅前でソフトクリームを舐める五十路男は世間からどう見られてるのであろうか。そんなことは気にせずに、ベンチに座って完食した。

レストランはちや

二時間後、散策から戻った私は迷わずにレストランはちやに向かった。日光のいろんなものが食べられて、また、なかなか美味い店なのだ。13時過ぎと言うこともあって、店内はまあまあ混んでいた。ひとりだと店員に告げると、相席に通された。

メニュ

さて、何を食べようか。

2年前は舞茸天そばだった。しかし、かなり歩いたせいか、膝が痛い、ではなくガッツリ食べたい。二ヶ月ほど前から膝に痛みがあり、医者に行っても異常なしと言われたが、だいぶ治ったとはいえ、登山道はキツかった。いやいや、だから、今は飯の時間だ。舞茸天は外せない。

日光HIMITSU豚にも惹かれるのだが、やはり日光まいたけ天丼セット、冷たい蕎麦だ。

相席の若い男性二人組は、地元のホテルで働いてるようだ。ひとりは上司の評価や体調管理、会社の理不尽さに怒り震えて仕事にならない時があった、八年間働いてるのに、給料も役職も変わらないことに気づいて、自分の人生に疑問を持っていると相手に話していた。

日光まいたけ天丼セット

それほど時間を置かずして、天丼セットがやってきた。見るからに舞茸は巨大だが、低カロリーでヘルシーだ。天丼はボリューミーに見えるが、意外にご飯は少なめだ。カリッと揚がった天ぷらにタレは控えめ。食感そのままに、舞茸のムッチリした身が香ばしい。一部をちぎって蕎麦に入れる。かぼちゃも甘い。なんせコメがうまい。はじかみの天ぷらが口の中をさっぱりさせてくれる。美味い。

蕎麦は滑らかで喉越しもいいが、少し茹ですぎだ。太さが揃ってないから茹で方が均一にならないためか。それでも、まあまあ美味い。蕎麦専門店ではないから、そこは大目に見るしかない。嫌なら最初から近くの手打ちそばの店に行けば良いのだから。ちなみに社長に聞いたところ、乱切り蕎麦とのことだった。乱切り蕎麦とは、太さを不揃いに切った手作り風の蕎麦とのことだが、それは手打ちに対して失礼ではないのかとも思うのだが、美味ければどうでもいい。

二年前にもこの店に来た。その時は舞茸天冷やし蕎麦を食べたのだが、専門店ではないのに蕎麦がうまくて驚いた。私は基本、更科の細麺が好きなのだが、田舎によく見られる、薄い平麺の蕎麦も嫌いではないのだ。山菜とネギだけのシンプルな冷やし蕎麦に舞茸天を合わせて、一気喰い。欲を言えば、蕎麦を蒸籠にしてミニ天丼にして欲しかったが、それは致し方のないことだ。

トイレは温水洗浄便座付きであった。

バウムクーヘン

食事を終えて、土産にバウムクーヘンを買いたいのだが、妻は現在、糖尿だから叶わない。妻との披露宴に、はちやの社長がバウムクーヘン丸ごと一本を栃木から沖縄まで届けてくれた。参列者が自分で取り分けてすべて平らげた、思い出のバウムクーヘンなのだ。

普通のバウムクーヘンでも十分に美味いのだが、メープルシロップがたっぷりとしみ込んだ、香りがリッチなロックバウムがこの店の自慢である。これが素晴らしく美味い。スティック状でも販売しているので、誰でもぜひ一度は食べてほしいと願わずにいられないのである。

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