橋底辣蟹 大シャコ

香港 湾仔 橋底辣蟹 Under Bridge Spicy Crab カニとシャコ

アンダーブリッジスパイシークラブ

仕事で会社の人間と香港を訪れている。今回は初めてこの地を訪れる者も多い上に、食事開始が21時となれば、会場候補は限られてしまう。いろいろ考えてみたが、やはり香港で外せないのが海鮮料理。ホテルからも遠くないこの店がいいだろうと考えたわけだ。

ちなみに、店名は日本語でもかいてあるのだが、見事にカタカナが間違っている。前回、訪問したときと変わらない。

「アソダーブリッヅスパイツークラブ」

誰も指摘しないのだろうか。あえて放置しているのだろうか。

表の看板にはいろいろと海鮮の写真があるのだが、私の目的は蟹とシャコ。中国語では蝦と書くので、まさにエビカニニクスなのだ。甲殻類なのだ。早く食べたいのだ。店内に入ってメニューをみると、いずれも時価。シャコは一尾3000円ほどだ。小樽でも巨大シャコは市場で1000円くらいであったから、そんなものなのだろうか。

橋底辣蟹(スパイシー蟹)

まずは蟹。カニカニカニ。巨大な蟹の上に、揚げたきざみニンニクと唐辛子と香辛料がミックスされたオリジナルスパイスが山ほど盛られた姿は壮観である。蟹はたぶん、のこぎりガザミ。食べられる部分は少ない。このスパイスをふりかけ代わりにしてご飯にかけて食べると、また美味い。美味い…が炭水化物なので、私は我慢するのである。若者らはご飯を注文して、さっそくアドバイス通りに食べていた。旨い旨いを連発しているよ。

これが若さか。

椒塩大瀨尿蝦皇(スパイシーシャコ)

続いてお目当ての巨大シャコ。身の両側にはさみを入れ、切り開いて食べる。はさみの肉も食べる。身の味が濃厚で、スパイスに負けない。ああ、ビールが進む。ハイボールがあればなぁ。仕方ない、無い物ねだりをしてもしょうがないのだ。とにかく食べよう。

まだなにか少し食べたい。メニューを見る。うーん。なんとなく海老のオーロラソースを頼んでみた。最近、どこかで食べておいしいと思ったのだ。どこであったか。思い出せない。

沙律明蝦球(エビのオーロラソース)

意外にも、これがなかなか美味かった。エビとマヨネーズは相性が悪くないが、これに油とスパイスが混ざると、まるでマヨネーズを海老をくっつける触媒のような、そう、エビとマヨネーズのマリアージュを実現させる仲人役のようなコクを醸し出すのだ。やはり中華は火のマジックだと感じさせられる一品なのだ。

まだまだ続く香港の夜

腹がふくれたので、湾仔の飲み屋街を歩く。いわゆるヨーロッパスタイルのパブを見つけて店内に入る。満席だ。どの店も人があふれかえっている。欧米系の客が多い。店員はフィリピン人が多いようだ。もちろん、中国系もいる。香港が国際都市であると、改めて感じさせられる。

生バンドの前にはダンス用のステージが用意されている。若ければ踊りもしようが、五十路だし、ダンスは苦手だ。USAですら踊るのは45秒が限界であった。おとなしく酒を飲みながら、会話を楽しむのであった。

さて、明日は沖縄だ。自宅だ。ゆうたまと妻が心配だ。その前に、私は朝、起きれるだろうか。目先の問題の方がもっと心配であった。

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