ラムチョップ

香港 中環 イタリア料理 Sagrantino 肉料理とピザ

イタリア料理 Sagrantino

3年前、21世紀になってから初めて香港を訪れた。その時に夕食を食べた店が、日本人が経営するこのイタリア料理店であった。あのときは香港まで来てイタリアンなど食べなくてもいいだろうと多少不満ではあったが、食べてみて、その美味さに納得した。同行していた者たちが、中華が苦手で、パクチーなど言語道断であったから仕方がない。彼らはこの店の料理に安心感を覚えたのだと感じた。

日本人の経営する店なので、日本語が通じる。日本人の客も多いが、メニューは英語というかイタリア語。前回来たのは三年ほど前である。どんな料理を食べたのか、当時の画像を探したが、無い。ブログを書き始めてから、写真を撮る枚数が格段に増えた。なので記憶を手繰るのが容易になった。

私はフィルムカメラ世代だ。子どもの頃から写真を撮っていた。上の子供たちが生まれたときは、コンタックスのコンパクトカメラを購入した。だが、フィルムは高価だ。無駄な社員を撮ることはできない。特に子どもの頃はそうだ。お小遣いで買えるフィルムの本数はわずかだ。なので少しでもコストを下げようと、モノクロフィルムを買い、自分で現像していた時代もあった。

そのせいか、なかなか気軽に写真を撮ることができなかったが、ブログを書き始めてからはかなりの枚数を撮影するようになった。フィルム時代から比べたら、デジカメの撮影コストは格段に安い。千分の1くらいではないだろうか。

サラダ

トマト・バジル・モッツァレラのカプレーゼである。日本で食べるよりもチーズがでかい。トマトは甘く、見た目にバジルが少ないように思ったが、香りが強い。南国である。なかなか食べ応えのある一品だ。

カルパッチョ

タイと牛肉の二種類と言うことだ。タイはどこの魚なのか店の方に尋ねたところ、不思議そうな顔で「日本ですよ。」と答えられた。確かに外国には真鯛はいないかも。調べてみると日本にしかいない魚だ。せっかくなのでこちらの素材を食べてみたいと思ったのだが、牛肉の産地は尋ねなかった。

さて、牛肉のカルパッチョ。美味い。なぜか日本で食べるイタリアンと味付けが違うように感じる。日本では高価な野菜も安価に手に入るからか。それとも国際都市香港だからこそ、本場の食材が容易に手に入るからなのか。なんせ、香港は税制がシンプルだ。ほとんどの品目で関税がゼロ。そういえば、二十世紀に香港を訪れた際は、今でも愛用しているジノリの皿を何枚か買ったものだ。

ピザ

定番の味わいだ。これは日本で食べる美味しい店のピザとそん色ないというか、変わりない気がする。いや、そんなことはないな。味わいはともかく、チーズがたっぷりなのだ。バジルはやっぱり控えめだ。

ラムチョップ

中国では羊もよく食べるのだが、それは北の方の話であり、広東料理では羊肉を使わないと思った。おそらくニュージーランド産ではないかと思うのだが、美味い。しかもボリュームがある。北海道でもラムチョップは割とよく食べられるが、ジンギスカンが主流だ。このように焼いて、ソースをかけて、というスタイルはあまり見たことがない。これまた美味かった。

ビーフステーキ

最後は締めのステーキ。おそらくオージービーフだろう。程よく脂ののった赤身は、和牛とは違う、肉本来の旨味を味わうことができる。
最近はオーストラリア産のWAGYUもあるので紛らわしい。そして、付け合わせのライスが美味い。食が進む進む。

気が付けば2本目のワインボトルも空になっていた。

満足だ。

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