インド料理 スプリーム
夕方の便で沖縄から東京に。社宅に着いたのは19時半である。夕食は近くでささっと済ませたい。
さて、何を食べようか。
社宅の近くの店をチェックしてみる。カレー屋ばかりだ。インド料理とネパール料理の店が並んでいる。どちらにしようか考えていると、インド料理店の店員が声をかけてきたので、入ってみることにした。
メニュー
メニューを見る。この三種類が楽しめるセットが良さそうだ。スプリームセットとシンハービールをオーダーする。生ビールはメニューにあるが、ないと言う。サーバーも見えるが、うーん。考えないでおこう。
ピリ辛えびせんみたいなのがうまい。ビールのつまみに合う。これは何かと尋ねると、パッパレ、サービスだと言う。
そんなことは聞いてない。
この食べ物の名前は何かと聞かねばならぬのか?それにパッパレって何?ネットで調べてみる。これか、パーパル。パパドとも呼ばれるらしい。豆で作ったせんべいのようなものだ。なかなかビールに合う。
スプリームセット
サウザンドレッシングのかかったミニサラダ。味は特に問題ないものの、少し食べにくい。作ってから時間が経ち、野菜が乾燥したのだろうか。冷たいのだが、冷蔵庫の中は空気がカラカラだ。ラップをしないとこういうことになる。
スープはニンニクの効いた、ほのかに甘くほのかにトマトのような酸味のある優しい味わいのスープ。口当たりはトロトロ。最初は物足りないが、飲んでいるうちにくせになりそうな味だ。
タンドリーえびとチキン。レモンを絞って食べる。エビはものすごく柔らかいのにぷりぷり、不思議な感触。美味い。レモンの酸味が味を引き立て、付け合わせの玉ねぎがコクのある海老の味をさっぱりと中和する。熱々のチキンはやわらかくスパイシーだ。辛さはほどほど。ビールに合う。サラダも箸休めにちょうどいい。
ウイスキーは角があった。角ハイが飲める。
カレー三種 インドカレーの実力を知る
さて、カレーだ。マトン、キーマ、アルゴビの三種類。ナンがでかい。食べきれるか。ライスは長粒米だ。嬉しい。
マトンカレー、熱々の湯気が出るなんをちぎって食べる。カレーはルー、小麦粉を使わないので口の中にふわっと花開いてしみていくようだ。スパイスとマトンの香りが口の中に広がる。ああ、帯広のカレーのインデアンのような味わいだ。あれもマトンカレーだ。大きな肉の塊はビーフシチューのような柔らかさ。ルーではなく細かく刻んだ野菜類が大根おろしのような食感を実現しているのがインドカレーの特徴だ。
チキンのキーマカレーは鳥のだしがよく出た優しい味のカレー。焼き鳥屋さんのカレーというものがあればこんな感じか。子供用のレトルトチキンカレーをスパイシーにして、かなり上品に仕上げたグルテンフリーな感じである。
アルゴビカレー。他の二つと異なり、カリフラワーとジャガイモがゴロゴロ入っている。まさに肉じゃが。ナンとはあまり合わない。単品で食べる、完成されたカレーだ。シチューだ。こいつをおかずにしてライスと食べるとうまい。
しかしボリュームがすごい。食べ切るつもりでいたが無理だ。断念した。カレーのゴロゴロの具だけ食べてフィニッシュだ。
美味かった!
久しぶりに食べたからか?いや、インド料理は若い頃からよく食べている。このカレーぎ日本人の口に合うのだろうか。客がいないのが不思議だ。
店はBGMもなく静かだ。店員に声をかけられることもほとんどない。私は好きだが、人によっては辛いかも。複数で来れば問題ないか。
トイレは温水洗浄便座だ。
次回は違うカレーを食べてみよう。二種類で十分だな。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)