越前蕎麦 見吉屋本店
打合せ相手は鯖江市民だ。今日は週一のラジオ番組の出演があるとかで、福井駅前で打合せするのが便利だとのことだ。彼の車で街中に向かう。店は福井唯一の繁華街に位置するらしい。
ここか。
店に入る。典型的な蕎麦屋の内装だ。
メニュー
さて、何を食べようか。
ふむ、セットがいいな。ソースカツ丼と冷たいそばのセットはどれか。チーズカレーそばも気にはなるが、このおすすめ定食Aにしようか。玉子でとじた、いわゆる普通のカツ丼は玉子カツ丼と呼ぶのか。
しかし、蕎麦は卵とじそばと記載がある。なんでやねん。
最近、どこかでもソースカツ丼を食べたな。そうだ、北海道の浦河だ。昨年は同じ北海道の名寄でも食べたな。
玉子カツ丼
打合せ相手の地元民はソースカツ丼を食さないとかで、玉子カツ丼だ。ものすごくトロットロの卵だ。これはすごい。
おすすめ定食A
続いて私の蕎麦がきた。
蕎麦はひんやり冷たくて気持ち良い。平めんなのにのどごし良い。大根おろしが口の中をさっぱりとさせてくれる。蕎麦と鰹節の香りもいい。つゆは甘めで薄口だ。
ポテトサラダは酸味が強いマヨネーズを使っている。好みの分かれるところだ。私はマイルドな方が好きだな。
煮物は漬物のような味だ。蕎麦によく合う。
ソースカツ丼はソースをくぐらせてもべちゃっとしない、しっかりとした衣が付いている。一口かじる。衣はサクサクだ。硬くはない。うん、名寄で食べたソースカツ丼は衣がものすごく硬かった。ここは違う。衣が薄い。肉が柔らかい。
甘めのソースはくどくなく、肉の味を消し去るようなこともない。絶妙なバランスだ。カツの下には少量のキャベツスライスとご飯だ。カツと比して、ご飯の量は少なめだ。ミニ蕎麦も量的にちょうどいい。箸休めのたくあんも、ついついつまんでしまう。
うん、美味い。蕎麦もカツ丼も美味い。地元民に連れて来てもらった甲斐があるというものだ。
ただ、イマイチボリュームが足らないかな。夜まで腹持ちするだろうか。その時は、また駅そばのお世話になるとしよう。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)