鳥ポタラーメン

東京都港区 大門駅 鳥ポタラーメン THANK

大門 THANK

新宿で取引先と呑んだ帰り、小腹が空いたので、大門の駅から社宅までの道中のラーメン屋を物色。前から行ってみたかった寿司屋のそばのラーメン店を目指す。が、暗い。看板が消えている。もう閉店か?いやいや、もう一件気になる店がある。そちらに向かう。あれ?こちらも電気が消えている。うーん。そうなると、鳥ポタしかないかな。こちらもずっと気になっていた店。いつもは混んでいて店に入れなかったが、この時間なら入れるか?

夜は暗かったので、昼間に撮りました。

店の面構えやよし。ラーメン、つけ麺、担々麺、情熱麺ねえ。まあ、いいや。店内に入り食券を買う。

ぽてり?とろり?さらり?

しばし考える。上から順にこってり度合いが強いのか?うーん。先週の一位はとろりでラーメンだ。手羽先×1の意味がいまいち分からんが、躊躇なく「ラーメン」を押す。なぜか「追加パクチー」のボタンが光っている。うう、心が惹かれる。パクチー入れるものか?合うのか?いやいやいやハイボールを買うのだ。310円。まだパクチーが光るか。ん?期間限定メニュー?スパイシー麺。だよな。そっちに入れるんだよな。酔ってるせいなのかな。

テーブル席に通される。ラッキー。

アプリは使えねえ!

「よろしければ顔パスアプリをインストールしてください。」

店員から渡されたカードには「顔パスになろう」とある。これってロボホンだよなぁ。ChromeでQRコードを読み取って、サイトを開くとAppStoreに切り替わり「コグニメン」というアプリをインストールしろと迫ってくる。試しにインストールする。起動する。顔パスなので、顔写真を撮影しろとアプリが迫る。おお、セルフィー(自撮り)か。いいだろう。自分の顔を撮る。いやに疲れた顔をしたおっさんが画面に映る。これが俺の顔?くたびれてるなぁ…イヤになる。

で、顔写真を登録後、こんな画面に。

Sotaってなに?
挨拶ってどうやるの?
店にロボホンなんて見当たらない。

使えねぇッ!消してやるっ!

BGMに癒される

店内のBGMは派手なボサノバ調の”Feel Like Makin’ Love”がかかっている。いいなぁ。この曲は今井美樹のカバーで知ったんだよなぁ。でも、このカバーは誰だろう?調べてもわからない。それどころか、鳥山雄司×和泉宏隆×神保彰(PYRAMID) なんてものを見つけてしまった。

神保彰といえばカシオペア。
和泉宏隆と言えばThe Square。
そして鳥山雄司と言えば、私の中では「彩恵津子」なのだ。

カラオケで「永遠のモーニングムーン」をデュエットできる相手は今だに妻しかいない。あれは久保田利伸だろ!というツッコミは甘んじて受けよう。そもそも突っ込める人がいるとは思えないが。ああ、「リアウィンドウのパームツリー」が聴きたくなってきた。「リバーシブルで恋してる」もいいよね。いやいやいや「エアポートダンス」も捨てがたい。

鳥ポタラーメン

ふて腐れてハイボールを飲んでいると、渋いおっさんがラーメンを持ってきた。

ふー。

スープをすする。

あれ?

コクはあるけど塩っけがない。ポタージュみたいでとろりと食感はいいのに味が分からない。細麺は硬さも程よく、コシがありスープもよく絡む。が、塩っけがない。よく混ぜて食べてみるが変わらない。トッピングで塩気を調整するのだろうかと瓶を開けるも、酢漬けの香り。卓上に塩っけのあるものは見当たらない。めんまはやわらぎのよう。鳥チャーシューは柔らかく塩加減もいい。うーん。

味変に戸惑う一見客

胡椒をかけてみる。香ばしいがなんか違う。

そうだ、岡山の鳥ポタージュも玉ねぎがかかっていた。酢漬けを入れる。

…より遠のいた気がする。

最後の賭けだ。カレー粉を入れる。よく混ぜてスープをすする。

カレーうどんやないかーい!!!!!!

スープがなくなった。答えはなんだったんだ?

ごちそうさま!!ふんっ!

そもそもラーメンの写真には卵が写ってるのに、私のラーメンには入っていない。トッピング?デフォでトッピング写す?

BGMはいつ間にかサンバ調のGod To be Realになっていた。誰がカバーしてるんだ?

私の舌がバカ?私がバカにされた?

もういいや。帰ろう。

翌朝、食券の画像を見たら「塩たまご+手羽先×1」というボタンがあった。なんだよ。やっぱりたまごはオプションかよ!

アプリを削除しなきゃ。

ラーメン THANK 公式サイト

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