インド料理ワインバー Hira 大門店
大門、浜松町あたりで日曜の夜に開いている飲食店はわずかである。チェーン店を除くと選択肢は数えるほどだ。和食はほとんどない。中華かインド、韓国料理あたりが選択肢になる。生野菜たっぷりのサラダが食べられる店はどこにある。30分ほど夜の街をさまよう。そんな私の前にサラダのメニューが表れた。
まさに…あれ、この店は?たどり着いたのは、一軒のインド料理店。以前にも入ろうとしたが、階段で二階へ上らなければならずに断念した店だ。
階段を上がってドアを開ける。客のいない静かな店内には、インド系の店員が一人いるだけだった。一番奥の席に案内された。冷たいおしぼりが気持ちいい。
客のいない静かな店内には、インド系の店員が一人いるだけだった。一番奥の席に案内された。冷たいおしぼりが気持ちいい。
のどが渇いた。生ビールはプレモルだ。
サービス
ピクルスとフライドパパド。カレー風味の大根のピクルスがうまい。酸味と辛味とスパイスの香りが混ざり合う初めて体験する風味。癖になりそうだ。フライドパパドは薄くてサクサク、カレー風味のペーストをつけて食べると、これまた一気にいつまでしまった。スパイスに刺激された食欲はなかなか静まらないのである。
ガーデンフレッシュサラダ
かなりボリュームがある。ごまドレッシングかけて食べる。大半は葉野菜だ。きゅうりとコーンが少々にミニトマト。シャキシャキとみずみずしいレタスを食べる箸がとまらない。生野菜ってこんなにもうまかったか。激しく体が求めていたのである。ああ、幸せだ。自宅なら野菜を買ってきて作れば済むのに、外食では一苦労である。
シークケバブ
ジュージューと音を立ててやってきた鉄板の上に乗るのはシークケバブ。鳥と豚のミンチをスパイスで焼いたものだ。添えられているのはパクチーペースト。クミンの効いたスパイシーな香りとパクチーが混ざり合い、肉の旨味だけを引き出している。
下に敷かれたのは白髪ねぎ。甘辛いタレを吸ったネギと肉を一緒に食べると、スパイシー照り焼きとでも言おうか、さらに味わいがリッチになる。酒が進む。シークケバブってこんなにも美味いものであったろうか。
マトンマサラ
カレーはマトンマサラ。羊肉がうまい。ホットにしたが、さほど辛くはない。ゴロゴロのジャガイモが日本のカレーを彷彿とさせる。肉は柔らかい、臭みはまったくない。
スパイシーで香り豊かなカレーをプレーンナンといただく。たまらん。頭から汗が吹き出る。
後から入ってきた一人客の白人女性、食べきれなかった料理を「オモチカエリ」と店員に告げていた。確かに、ナンがでかすぎる。
すべて食べきるのをあきらめて、ナンを残した。もったいないが仕方ない。持って帰っても、食べるあてがない。もうおなかいっぱいだ。生野菜も肉もカレーも、そして糖質も十分に摂った。なにを食べても美味かった。辛いもの好きの知人らに教えてみよう。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)