プレミアムクラス 朝食
今日は午後から博多で会議だ。しかも私がホスト役だ。先々週に東京で開催した時は、東京のスタッフがいたが、今回は私一人だ。朝食は機内で済ませることにした。梅雨明けの沖縄は天気がいい。離陸直後に窓から見えるサンゴ礁がまぶしい。
飛行機が安定すると、すぐに食事が出てきた。ボックスとスープの組み合わせ。
さあ、食べるぞ。まずはスープから。うん、コンソメが効いている。主役はキャベツとブロッコリーだな。しかもフリーズドライではない。キャベツはシャキシャキの食感、ブロッコリーの茹で加減もちょうどいいくらいだ。いいねえ。
卵サラダのビアソーセージは、自己主張控えめで卵の味を素直に味わえる。トマトがすさまじく甘い。
ファルファーレのバジルソース和えラタトィユ。香りよく、野菜の旨味を楽しむことができる。リボンというか、蝶ネクタイというか、そんな形のパスタをファルファーレと呼ぶことを初めて知った。調べてみると、イタリア語で「蝶」という意味だそうな。冷製パスタの一種と思えばいいのだろう。
さて、前菜が終わった。
メインのサンドイッチだ。迷わずにポテトサラダのサンドイッチから食べてみる。見た目にはチーズの存在感がなかなかだが、食べてみると、酸味のきいたポテトサラダにチーズの味が霞む。全体的にはオーソドックスな、まとまった味わいだ。
二口で無くなる。
ついに最後だ。照り焼きチキンのサンドイッチ。食べる前から味は想像がついている。分厚いチキンにたっぷりと染み込んだ照りが相まって、口の中に旨味が広がるに違いない。
さあ、食べるぞ。
うん、予想通りだ。いや、少し濃いめの味をパンがしっかりと受けとめて、ソフトな味わいに仕上げている。こんな少量のレタスでも、脂をさっぱりとしてくれる。
二口で無くなった。
さあ、締めだ。デザートだ。ルイボスティー。三日前に息子に質問されて、回答に窮した南アフリカ原産のお茶だ。沖縄ではルイボスティーはメジャーだ。一リットル、いや、946ml入りの紙パックを買うのが一般的だ。しかし、私はまだルイボスとやらを見たことがない。どんな植物なのかも知らない。
そもそも沖縄にルイボスなるものが生えているのか?
まあいい、とにかく食べてみよう。
うーん。
香りのない紅茶ゼリー。いや、ほのかにルイボスティーの香りがする。控えめなのがいい。コーヒーゼリーよりもこちらの方が好きだな。
さて、窓からは奄美大島が見える。福岡では何が食べられるだろうか。楽しみだ。
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)