ANA 996便 那覇ー羽田 プレミアムクラス御膳

昨晩、娘がなかなか寝付かなかったので、朝もゆっくりになることを考え、東京に行く便を遅めに変更した。自宅の駐車場ではハイビスカスが咲いていた。

１３時発のANA便。食事が出るのか気になったので、ラウンジの女性に尋ねてみた。午後一時半までに出発する便では御膳を提供してくれるとのことだった。

飛行機は機材到着遅れならびに那覇空港混雑のために大幅に遅れた。食事が出てきたのは１４時頃だ。私としては朝食も遅めだったので都合がいいのだが、他の人はどうなのだろうか。さて、今回は何が食べれるのだろう。

まずは薩摩芋のレモン煮から。ほのかな酸味に芋の甘さ。ちょっと硬めのゆで加減がいい。お茶うけに合う。パプリカの甘酢漬けはピクルスだ。酸味控えめ、甘さも控えめ、シメサバで言えば、超浅く締めて素材を活かした味付けだ。タラの芽東寺揚げ。チーズの味にコリコリとした食感。タラの芽はかけらも味がしない。東寺揚げってなんだ？

解説しよう。東寺とは湯葉の別名である。京都の東寺で湯葉が作られたことから、この名がある。東寺揚げとは、湯葉で素材を包んだものを揚げた料理のことだ。

なるほど、チーズに感じたのは湯葉だったのか。では、あのコリコリはなんだろう。タラの芽はあんな食感ではない。

クーブイリチー。美味っ！スーパーで売ってるのと味がぜんぜん違う。こんなに上品なのは初めて食べた。昆布が細すぎるのは機内食向けだからだろう。松前漬のようだが、いや、美味いわ。

煮物。レンコンとフキの茹で具合が絶妙。硬くもなく柔らかくもない。食感をギリギリ残して、それでもすっと歯が入る。人参篠田は出汁をたっぷり含んでジューシー。里芋うまー。煮物はこうでないとね。ナスは口の中で溶けた。

ひじきと空豆とパプリカの白和え。美味い。パプリカがいいアクセントだ。こんな組み合わせもありなのだな。

味噌汁の具の島豆腐と焼きタケノコがしっかりとしていて美味い。インスタントではこうはいかないだろう。

サワラは少し硬い。塩っぱい。何日か前に自宅でさわらの塩焼きを作って食べたが、味が全然違う。ゴムを食べてる感もある。

豚肉キャベツのすき焼き風あんかけはしっかりとした濃いめのあんかけの味つけを豚肉が受け止め、キャベツの食感がアクセント。ジューシーにも酒にも合いそうだ。

厚焼き卵、舌触り滑らかで美味い。今までのプレミアムクラスの食事で出された玉子とまったく違うレベルだ。これはいい。

沖縄のジューシーは豚三枚肉の脂でテカっているが、あっさりした味付けだ。どのおかずにも合う。

全体的に少し濃いめの味付けだったが問題ない。ああ、酒を飲みながら食べたらもっと味わうことができただろう。ここ最近、プレミアムクラスの食事をするごとに、レベルアップを感じる。今後も楽しみだ。